誤認逮捕と洗脳され続けた男

このブログは誤認逮捕をされた「私」がその一部始終を綴るBlogです。

【誤認逮捕】昭和54年12月25日クリスマス判決

判決がクリスマスの日とは不思議な巡り合わせの様な気もしたが弁護士、判事、検察側合意のもと決められる日程であり、唯それに従うだけでした。拘置所の車で新潟地方裁判所に移送され愈々その時が来ました。法廷内には私の親族がすでに傍聴席に座って私が入廷して来るのを待って居ました。初公判の時判事を見た瞬間私よりも若く神経質な痩せ型の眼鏡を掛けた新米判事との印象を持った記憶がありました。この判事は検察側の言う事を多分教科書どうり信用するタイプの判事だなと直感しました。その予感が的中したかの様に新米判事は検察側の調書を全面的に取り上げ、トルコ嬢H.Tが証言した「この人ではありません」の重い真実の言葉を全否定し、被告人「N.K」を懲役3年6月に処す未決算入170日とか180日とか、判決を受けた私及び家族は、その判決に唖然とした事を38年経った今この瞬間も鮮明に脳裏に焼き付いて居ます。判決の言い渡しの直後私は神経質そうな判事に対して「何が裁判だこの野郎」と罵声を浴びせ強制退廷させられクリスマス判決は私の家族一同を奈落の底に突き落としたのです。この時何で公平であるべきはずの裁判所判事がこの人ではありませんの証言を否定したのかこの時点では考えも思いも及びませんでした。